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パパ・ママ・理緒の野沢温泉めぐり
綾子と正春の
温泉旅行はこちら!
★野沢温泉のMAPはこちら


いつもはキャンプとかアウトドア派のパパが、「たまには温泉に行くか!」って言い出した。
温泉はお肌にもいいからって、ママもお喜びだよ。理緒も温泉美人になれるかな?

パパのお休みが取れたので、ママと理緒と三人で野沢温泉に行くことになったよ。
久しぶりの旅行でママは朝から念入りにお化粧していて、パパと理緒はずいぶん待たされちゃった。でもママがキレイになるのは理緒も嬉しいな。理緒はママ似って言われるしね。

野沢温泉は理緒ははじめて!パパとママは結婚する前によく二人で温泉に行ったんだって。
「野沢はあれ以来だなあ」パパがいうと、ママが急に怖い顔になって
「あれ以来って?」
「あれ?一緒に来なかったっけ?」
「私とじゃないんじゃない?」
「あれ?あれ?あれ?」パパはあわてて「おっかしいなあ、理緒」って理緒にふるんだもん。理緒は生まれてなかったからわかるわけないじゃないねえ。
あーあ、知―らないっと。理緒は寝たふりしてよう。
「だから、いったい誰ときたのよ」
「たぶん、洋次…かな」
「うそ。洋次さんなら、あたしとつきあってから友達になったんだもん。知らないはずないじゃない」
あーあ、まだやってるよ。全く、大人は細かいことを気にするんだから。
こんな温泉街を歩きながら夫婦喧嘩なんて、子供の身にもなってもらいたいね。
理緒はパパとママは放っといて、温泉まんじゅうの試食をしようっと。
『新杵製菓』さんの温泉まんじゅうは、甘いものにはうるさい理緒も納得のおいしさ!
野沢のおいしい水で煮込んだ北海道産の小豆を手でこしてつくる生あんは、上品な甘さなの。つくる数がきまっているから、品切れのときもあるの。だから理緒はまっさきに「新杵製菓」にきたんだよ。
ああ、このふかふかなのに歯ごたえのある皮、ほのかに香ばしい香りのするアンコ…。
「おいしそう!すみません!5個ください!」ママが食べ物につられてパパへの尋問を中止したみたい。
「おっ、うまそうだな」甘党のパパもあっという間に二個もたいらげちゃったよ。
食べてるときだけは平和な理緒たち三人なのでした。
「うまかったな」
「前も食べたんでしょ?」
またはじまったよ。
パパとママは放っておいて、理緒が皆さんに野沢温泉をご案内するね。
野沢温泉の外湯は全国的にも有名だよね。お湯の歴史は特集を見てもらうとして、13ヶ所ある共同浴場はそれぞれ名前がついているんだよ。
外湯では公衆浴場とは違うの。入浴できるのは村民(湯仲間)とそのゲストだけ。
理緒たちは宿泊者なのでゲストとして入浴できるんだよ。
お湯のそれぞれにお奉りしている神さまがいて、12支の方位に位置しているの。
これから理緒たちは河原湯に行ってみます。
ママと理緒はアレルギー体質で、肌が弱いの。ちょっとしたことでカブレたり、湿疹になったり…。
河原湯は皮膚病に効果があるっていうから行ってみることにしたんだ。
理緒もつるつるのすべすべになりたい!
大湯から少し下がったところにある河原湯の名前の由来は渓流に沿った凹地河原にあったからなんだって。
泉質は含石膏―食塩、硫黄泉。温泉、温泉って、みんないうけど、お湯の種類ってたくさんあるんだね。
野沢の温泉は理緒たちみたいに旅行に来たひとたちはもちろんだけど、地元のひとたちの生活にはかかせないものなんだ。
神様の名前をつけて、大切に管理しているのも当たり前のことだよね。
「あー気持ちいい!」ママもやっと機嫌がなおったみたいだね。
「ママ、肌すべすべだね!」
「ほんと!毎日入れたらどんなにいいかしらね」
理緒のすべすべホッペにも夕方の風がきもちよく吹いていくよ。
温泉街の坂道は迷路のよう。道を間違えたかなっと思うと、思いがけない場所にでたり。
お店も多いので、楽しんで歩けるんだ。

温泉でつるつるになったママは地元のひとに教えてもらった「熊の手洗温(くまのてあらゆ)おんせん肌水」を買いに行くことに。
外湯のひとつ「熊の手洗湯」の温泉を湯花をとりのぞいて、そのままボトルに詰めた肌水。
アトピーやおむつかぶれ、にきびにおすすめなんだって。
水虫に効いたっていう声あるみたいだよ。
『ユートピア』 はアットホームな雰囲気がとっても寛げる民宿。カラオケもあって、若いひとや団体さんも楽しめる宴会場もあるよ。
4月になると割烹民宿に変わって、腕利きの板前さんが山の幸海の幸を使ってもてなしてくれるの。
合宿プランや宴会プランもあって、理緒たちみたいな家族連れだけでなく、合宿などにも便利だよ。
6月から11月末までは駅までの送迎もしてくれるし、近くの名所案内も希望すればしてくれるって。
家族7人でやっているあったかい宿。
理緒が友達になれそうな男の子もいるらしい。
大婆チャと呼ばれているパッチワーク好きの94歳のおばあちゃんをはじめ、釣りとかダイビングとか、家族みんながいろんな楽しいことをしてるんだって。
カメラマンをしている息子さんもいるらしい。理緒も大好きなゲームの話で男の子と盛り上がれるかな!

夕食のあとでもう一度ママとお風呂に入った。やっぱり、大きなお風呂はいいな。
いつもパパかママと一緒にお風呂にはいるけど、こんなにゆっくりは入れない。
ママがパパとのことをいろいろ話してくれたり、理緒も幼稚園のいろんな話をしたよ。
普段はいつも忙しいそうに動いているママだけど、こうして一緒の湯船にゆっくり入ってるママは優しい顔で理緒の話をきいてくれるんだ。
パパは早起きして朝風呂にはいるって張り切ってる。ママはお顔をパシャパシャ叩きながら「今日は乳液いらないみたい」って大喜び。
理緒も仲直りした二人に安心して、おやすみなさい。

「地酒の専門店教えてもらった!」と嬉しそうにパパが言う。
『富屋』 は、造り酒屋との深い付き合いで得てきた信頼と、ワインメーカーとの協力をもとに、常に時代にマッチした商品を開発、宣伝しているんだって。
お客さんの嗜好をできるだけ取り入れて次の商品を開発してるお店なんだよ。
「オレの血はアルコールでできてるんだ!」
パパが種類豊富な棚を見て、興奮してる。
「人気があるのはどれですか?」
「そうですね、水尾 淡風なんかいかがですか?」
活気のあるお店の店員さんが親切にいろいろ教えてくれるよ。
パパは会社の人へのお土産にするって言ってたのに、いつのまにか自分の好みを店員さんに話しているの。
ママもワインを選んでいるから、理緒はその間に温泉街の「じょうちょ」ってのを楽しんでいようっと。

富屋のななめ前に 『野沢菜本舗』 というお店を見つけた。
野沢温泉の野沢菜漬けは有名だよね。理緒も前に誰かのお土産で食べたことがあるよ。
このお店は、北信州と野沢温泉村産の野菜を無添加で、昔ながらの手法で漬けているんだって。指導者はもちろんおばあちゃん。やっぱり、そうやって人から人に受け継がれていくんだね。
無添加野沢菜の浅漬けや、しょうゆ漬け、大根のビール漬け、ふきみそ、なんかが人気だよ。「ふきみそ」ってどんなか知ってる?フキノトウを味噌で甘辛く味付けしたものなんだけど、ここのふきみそはフキノトウの味と香りがいっぱいで美味しいよ!

パパとママと理緒の三人ののんびり温泉ツアーもおしまい。
特集記事で13外湯とその効果について、詳しく載っているから見てね!
野沢温泉の生活と人々を守り、支える温泉。
これからも野沢のひとたちは温泉を大切に守っていくんだね。
理緒たちみたいに、いろんなところから遊びにくるひとが大勢いるけど、いつ来ても、いつまでも「心と体に気持ちいい」野沢温泉であるために、理緒たちも心がけなくちゃいけないなって思ったよ。
みんなもぜひ一度野沢温泉に行ってみて!
きっと大好きになるから。
あれ?パパとママがまた何かもめてるよ。
「パパがお土産用の買ってくれたんじゃないの?!」
「ママが選んでくれてると思ったのにー!」
「これは、来週のホームパーティに飲もうと思って買ったの!」
「えー?!じゃあ、どうすんだよ」
「大体、パパが自分のことばっかり考えているからいけないのよ」
「よく言うよ、ママこそ…」
温泉の効能も、夫婦ケンカには聞かないみたいだね。
じゃ、ばいばい。


新杵製菓













河原湯



















ユートピア




























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